毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

ジャズドラムを始めてから克服したあるコンプレックスとは?

表情を作るあのパーツのこと。


コイツがダメだと欧米では「しつけがなってない」「モデルや女優には絶対になれない」と言われている。
健康上なこととしても、その部分に汚れが溜まりやすかったり、さらに肩こりやめまいと言った現代的なトラブルの一因としてもここ10年くらいのうちで一気に注目を集め始めた。


それまでは、その部分が見えることを恐れ、ひたすら隠す表情をしていた。


こういう感じに。一応、笑ってはいる。口角も上がっている。でも何かぎこちない。営業スマイルというか作り笑いというか、とにかくよそ行き過ぎる。


しかし、ある時から気にならなくなった。
そしたらこんな表情ができた。



そう、お分かりであろう。歯にずっとコンプレックスがあった。歯並びが悪く、どんなにホワイトニングをしても笑顔が台無しになってしまうと思っていた。
しかし、ジャズドラムを始めてからなぜかあまり気にならなくなった。
そう言えば、ライブの写真では歯を全開にしてたくさん笑っている。



自分でライブに出た時



お師匠のライブに行った日


楽しい時に歯が見えるのは、とても自然なことだと知った。
ジャズドラムをやる前までの私にも、もちろんそれなりに楽しいこと、嬉しいこともたくさんあった。
でも、どこかでブロックをかけていたのかもしれない。


私ももう43歳、来月には1つ歳を重ねいよいよmid40。
お肌や髪の変質はもちろん、ただでさえ元から低かった声のさらなる低音化も止まらない。
ドラムをやると特に感じる反射神経の衰えもいやというほど思い知るし、更年期が日に日に身近になっている。
そんな状態なので、歯列矯正なんて事実上不可能だ。


でも、これでいい。
いや、むしろこれがいい。
だって、今がとても楽しいんだもの。
毎日ジャズドラムのことばかり考えていられて、ドラムのために仕事や予定を合わせられる。こんな幸せって、他にあるのかな?



ようやく平均寿命の折り返し。
もちろん、そこまで生きられるかは分からない。
でもね、たとえ歯並びがガタガタでも、手足が無くなっても、内蔵のいくつかが無くなっても…。
私は、ずっとジャズドラムを叩き続けるんだ。