毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

あーもー!あなたの圧が強いピアノがもう聴けないなんて!

本音言っちゃうと、彼のピアノは少し苦手だ。
よく言えば情熱的、ダイナミック。
しかし私にはそれが激しすぎて、圧が強い。
フルアルバム聴くと、食あたりしたような感覚をおぼえる。


しかし彼が築いた功績は大きい。
モダンジャズ新主流派の道を作り、現代のジャズに大きなインスピレーションを与えたのは間違いない。


リメンバリング・ジョン
マッコイ・タイナー


私の大好きなウェイン・ショータージャック・デジョネットロン・カーター、彼らと同期くらいだ。日本人だと、渡辺貞夫さんとも近いか。
あのようなスタイルになったのは、コルトレーンに合わせたからとか、そんな話も聞いたことがある。


https://youtu.be/PukuQPUKfyU


唯一、このGiant Stepsは大好き。たった1人のピアノの音が、えもいわれぬ迫力とエモーション豊かなGSを作り出す。
この世界観は、天才少年ピアニストのジョーイ・アレクサンダーでさえまだまだ追いついてない。


あーでも…ずっと聴いてるとやっぱり疲れる。
それでも言うよ。
もっと私を食あたりさせてほしかった。マッコイ、ありがとう。RIP

ぶっちゃけ弟子入りは勇気のいる行為です!

何かを習得するための最も手っ取り早い手段とは、ずばりその道のプロに習うこと。
少し大げさに言ってしまえば弟子入りとも言える。
しかしここに至るまでの決断とは、実はなかなか勇気がいるもの。
私もそうするまでに10ヶ月かかった。
いったいなぜ?

費用の問題

誰かに何かを教わるためには、相応の費用がかかる。
それは内容や講師の実績などで様々だが、いずれにしてもこれまで払うことのなかった金額が出ていくには変わりない。
ここで躊躇する学習者のまあ多いこと。
それも無理はない。だって、これから毎月安くても数千円、高くなると数万円単位の出費が発生するから。

時間の問題

時間は時として金よりも大事。
所持金を増やす方法はいくらでもあるが、失われつつある時間を巻き戻す方法は今のところない。
ある程度年齢が行ってからならなおさら、仕事や家庭生活でライフワークに取れる時間が少なくなるのは仕方がない。
習い事の続かない原因で多くを占めるのが、意外にも金銭よりも時間の確保が難しくなるから。仕事が、家庭が忙しいとか、体調崩すとか。
私自身も、以前教わっていた先生を辞めた理由がそれ。
先生が嫌いになってという要素は皆無だから、余計に辛かった。

費用対効果に対する疑問

毎月出費があってなおかつレッスンの時間のためにスケジューリングするという手間もかかる。
そんな中、果たしてちゃんと続けられるのか。そしてきちんと上達するのか。
こればかりはもう自分の努力しかない。
当たり前の話だが練習しないで上手くなるなんて、そんなこと神様だってできやしない。
人それぞれのペースがある。
たとえ亀のようなスピードでも、少なくとも後退はしていない。
もし費用対効果に疑問を持ち始めたら、練習の効率が悪いか求めるレベルが高過ぎるだけ。
決してあなたに才能がないわけではない。

それでも言おう

もしあなたが少しでも上手くなりたいと思うなら、お金も時間も費用対効果もどうにかなる。
お金ならその分稼げばいい。今じゃ副業解禁の時代、スキマ時間に稼げる仕事だっていくらでもある。
時間ならあえてレッスン中心に予定を組むとスムーズに行く。もちろん仕事の予定は優先すべきだが、休日や空き時間が全くないということはないだろう。それすらも出来ないのであれば、その忙しすぎる生活を根本的に見直す必要があるかもしれない。
そして費用対効果については。
続くかどうかなんて、本人にしか分からないし最終的には本人の気持ち次第。

弟子入りする前とは、このようにいくつかの決断を下す。
でも、それを覆せるくらい得るものは大きい。
独学期間よりも長くなった今、あの時勇気を出して良かったととみに思う。



はじめての曲だって、譜面があればへっちゃらだい!

楽器が劇的に上手くなる、たった一つの心がけとは


好きを徹底的に追求すること、はい、以上!


て、これじゃあ話終わっちゃうね。


ではね、大切なことだから2度言います。


好きを徹底的に追求する


そんなことで上手くなるなんて、ずいぶんお気楽なやつだと思うだろう。
でも何でそんな風に思ったのか、それは紛れもない実体験から。


私がジャズドラマーになるぞ!と決めてから独学期間を含めて2年と10ヶ月になろうとしている。


初めの頃はもう無我夢中で、ただひたすら演奏がしたい、仲間がほしいの一心だった。
当時から私の推しがジェフ・ワッツ様であることは変わりないが、色んなミュージシャンの演奏スタイルを見て、私ももっとしっかりしなきゃと思った。
だからバカみたいにセッションに行きまくり、友人ミュージシャンのライブにも足繁く通った。


しかしそれをやってるのは始めたばかりの初々しい頃まで。ある時、急に「私は、俺はこうなりたい!」の虫が湧いてくるのだ。


こんなドラムを叩きたい
こんなライブをやりたい
もう我欲の塊も甚だしい。


だったらいっその事、好きを徹底的に追いかけた方がはるかに効率的だ。
だって、やることは同じだもん。基礎練とか基礎練とか基礎練とか…。


何が言いたいかって言うと、色んなミュージシャンを聞いて世界を拡げる時期がひと段落したら腰を据えて、自分の好きや、なりたいに忠実になった方がいい。


たとえばエルヴィン・ジョーンズみたいになりたかったら、「エルヴィン・ジョーンズに俺はなる!」て、モンキー・D・ルフィのごとく叫んで、ひたすら基礎からみっちりやる。


憧れのあの人に少しでもなれるなら、基礎練なんて全然退屈なものでもないじゃん。
そして、毎日積み重ねてきた基礎練の成果は裏切らない。
たまに、あ、1歩後退した?と思うことはあっても、トータルで考えたら後退ではないから。


好きが見つかってないうちなら、見聞を広げるのはもちろんいいことだ。しかし1度好きを見つけたら、まずはあなたの気持ちに素直になってみよう。


ということで、私はサックス4tetをどんどんやりたい!

2020年。新しい年に増やすこと、維持すること、そして減らすこと

新しい年を迎えるにあたって、去年までは割と安定してたので、今年は1歩踏み込んだ考え方をしてみる。


それは「増やすこと」「維持すること」そして「減らすこと」の三本柱で考えてみるとわかりやすい。


てことで、2020年の三本柱について考えてみた。

増やすこと

ライブ活動。2019年、私は前年よりもたくさんのライブを観てセッションに参加し、そしてたくさんのジャズ仲間とのつながりができた。

これまでメンタルブロックに思っていたことが、少しずつだけど出来るようになってきた。

今私は、とにかくライブがやりたくて仕方がない。共演したいミュージシャン、たくさんいる。

また、ドラムでも出来ることが増えた。少なくとも後退はしていない。

千種にとって、お客様は神様だ。
なんて、時代に逆行している発言も甚だしいけど、なんでそんなことが言えるのか?

それはずばり。
千種のライブに来てくれる人は、みんな素晴らしいお客様だから。
モンスターなんて一人もいない。
もちろん、私ではなくメンバーが呼んだお客様でも同じ。
私が企画したライブのためにわざわざ時間とお金をかけて来てくれる、そんなありがたいことがあるだろうか。

私は自分のライブの間、ほんの数時間の間で、そこに生まれる空間が大好きだ。
初めまして同士で話したり、久しぶりの友達に会って喜んだり、いつものリピーターさんの顔を見て安心したり。

これからも、私はそのコンセプトには忠実でいる。
もちろん、共演者、場所を提供してくれるお店についても、貴重な時間を使って下さるのだから、感謝の気持ちは同じだ。

たくさんのつながりを作りたい、その思いで千種はこれからはもう少しライブ活動を増やしていく。

現状維持すること

現状維持というと、なんだか後ろ向きに聞こえるかもしれないが、決してそんなことはない。

言い換えれば安定、つまり継続を意味する。

レッスン、今いる仲間とのつながり、これは今後もずっと続けていく。

人間、新規追求ばかりでも疲れてしまう。自分が腰を据えていられる場所、自分自身を振り返る場所がないと、何も気付かぬまま暴走してしまう。

足元は常に確認しないとね。あと、仲間を大切にする、これはもう何歳になっても変わらない原則だからね。

減らすこと


ジャズにおいて減らすことは、はっきり言ってない。
強いていえば、飲む量かな。
お酒大好きだからついつい飲みすぎる。

あとは、無駄な出費。
そのためには金銭管理も今以上にしないと。

と言っても、仕事を大幅に増やしたりするのではなく、家計簿にシビアになって無駄な買い物を控えること、くらいかな。

あ、出費よりもっと大切なことがあった!

体重だ!油断するとすぐ増えちゃうからそこは気をつけないと!


そういうわけで



2019年12月31日、千種

千種のジャズ活総まとめvol6~ライブ鑑賞編ラストスパート

6日間に渡って続けてきた、千種のジャズ活動総まとめシリーズも今回で最後。


シメは一周回って三度ライブ鑑賞編。
2019年はとにかくよくライブを観た。そして色んなミュージシャンの人達と交流を深められて、また一気に輪が広がった。


ビジネス系の世界ではこういうのを人脈というのだろう。
しかし、人脈を作ることが目的になってはならない。
なぜならそこに心がないから、人間という生き物はどうしたって感情で動くから、そこに心を感じないと違和感を覚えるのだ。


相手の心情に寄り添わないただのおはようございますだとか(いわゆるおはようおじさんとかの類ね)、全くピント外れなお世辞とか、カネカネカネの下心だけとか、そんなのは絶対に続かない。
だから今人脈作りに必死になってる人は、相手のことを徹底的に好きになること!それに尽きる。


千種の場合も、確かにミュージシャンのお友達が増えるのはとても嬉しい。
しかし全てのミュージシャンというのは無理だ、だって気の合わない人はどうしても一定数いるから。
でも気が合わないからその人はダメかと言えば、決してそんなことは無い。
それでも私は人脈作りのために無理なんかしないけどね。
まあライブやセッションで出会った人は、基本的にみんな大好きだ。嫌な思いをしたこともあるけど、そんなことなど笑い飛ばせるくらい、私は人に恵まれている。


というわけで、では最後までガーっと行っちゃいましょう!


16.2019-10-19
しぇりる
ギタートリオ

今年最も観たのがこちらのギタートリオ、なんと6回!中牟礼さん、来年で87歳になられるというから驚きが止まらない。もちろん、これからもずっと、見続けますからねー。


17.2019-11-8
宮崎ライフタイム
榎本4tet
(ゲスト出演、松崎加代子さん(Vo))

この日、バッテリー切れという不束な事態を起こしてしまい、松崎さんの写真が撮れなかったのがとても残念でした。
エキゾチックな美人でハスキーな声がとても魅力、人柄も気さくでさっぱりしてる方で、一気にファンになりました。


18.2019-11-9
高鍋ドルフィー
榎本4tet

大盛り上がりだったこの日のライブには、なんと高鍋町の町長さんもいらっしゃってました!まだお若い方でしたが初対面の私にもとても紳士的に接して下さり、政治家みたいな偉そうな態度は微塵もなし。宮崎にはもう何度も足を運んでいるのに、ここには行ったことがありませんでした。ああ、また行きたいよ宮崎。


19.2019-11-21
ABスマイル
塩川4tet
(ゲスト出演、宇関陽一さん(pf))

あのオーネット・コールマンと共演したというスーパーピアニスト宇関さんが帰国中という、かなりレア過ぎるタイミングでした。Wbの江上さんの長い付き合いのお友達という、江上さんのモテメンぶりにも脱帽です。宇関さんも写真ありません、悔しい。


20.2019-12-8
しぇりる
(Wb小澤基良さん)

いつもの吉野さんは別の場所で演奏だったため、今回は小澤さんに変更。そう言えば、初ステージでも小澤さんでした。小澤さんはブルーノートにも出演され、あちこち引っ張りだこなモテモテベースマン。人柄はとてもお茶目でかわいらしいところもあります。

千種ジャズ活まとめvol5~セッション編


えー、いきなりカオスなサムネイルで失礼しました。


千種のジャズ活はライブだけでは無い。
普段のレッスンは基礎力を付けて改善点を見つけて修正する場所、そして人と演奏する稽古場として定期的にセッション通いも欠かせない。


セッションは演奏の場数こなしの他にも、交流の場としてもメリットがある。いつも会う人、初めて会うひと、時々会う人など様々。
プロミュージシャンのみならず、私と同じようにジャズを楽器を愛する仲間たちがたくさんいる。


ライブ同様、セッションもあちこち行くのではなく、いつもの場所にリピートする。
セッションホストは毎回同じでも、1度たりとも同じ感じにならず飽きない。


てことで、今年参加したセッションをダイジェスト。


藤沢インディアンサマー

毎月第1日曜日19時30分開催
ホストミュージシャン
江上友彦さん(Wb)、阿部紀彦さん(pf)、中屋啓之(よしゆき)さん(ds)他、月替わりにランダムでゲストミュージシャン


野毛ジャンク

毎月最終日曜日14時開催
ホストミュージシャン
今井慎一郎さん(pf)
その他ミュージシャンはランダム


関内メグスタ

毎月第1水曜日または木曜日14時開催
ホストミュージシャン
皆川トオルさん(Sax)、鈴木敏幸さん(gt)、江上友彦さん(Wb)


関内ABスマイル

不定期開催、次回開催3月頃
ホストミュージシャン
東海林由孝さん(Gt)、トオイダイスケさん(pf&Wb)、安藤信二さん(ds)


白楽ブルースエット

不定期開催、次回開催未定
ホストミュージシャン
村山俊哉さん(pf)、前田幸一さん(Wb)
浅宮竜次さん(ds)


茅ヶ崎ジャムインザボックス

毎年年末のどこか
ギタリスト東海林由孝さんホストによる忘年会セッション。東海林さんの弟子やファン仲間、ゆかりあるプロミュージシャンも参加する恒例行事

千種ジャズ活まとめvol4~ライブ鑑賞編

一昨日のリーダーライブ実践編から、またライブ鑑賞編にプレイバック。


すみません、年末モード疲れなため、今回は御宅少なめです。


11.2019-7-25
ABスマイル
塩川4tet
(Wb江上友彦さん)

ライブ終了後にマスターと共にパチリ!メインの塩川さんは遠方のためにお帰りになった後でした。写真は江上さん提供。


12.2019-8-3
しぇりる
ギタートリオ

お馴染みのトリオですが、皆様凛とした素敵なミュージシャンばかりなので何度でも足を運んでしまう。今のところ全回参戦!


13.2019-8-29
ABスマイル
HBG3
(Wb西嶋徹さん、特別ゲストpf加藤英介さん)

ギタートリオにまさかのピアノキタ━(゚∀゚)━!でカルテット!


14.2019-9-22
西荻窪アケタ
榎本4tet
(Sax&尺八 榎本秀一さん、pf藤澤由二さん、Wb安東昇さん)

尺八とジャズ?これがすごく絶妙なマッチ感。がん闘病中の父と初めて行ったジャズライブ。父もお気に入りになったとの事。


15.2019-9-24
BarBarBar
(Voマミコバード、pf福田重雄さん、Wb大塚義政さん)

憧れのマミコバードさんに初めてお会いした(≧∇≦)
実際のマミコさんはとても顔が小さくて可愛い、もちろん性格もさっぱりしててすごく話しやすかった(≧∇≦)