毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

ぶっちゃけ弟子入りは勇気のいる行為です!

何かを習得するための最も手っ取り早い手段とは、ずばりその道のプロに習うこと。
少し大げさに言ってしまえば弟子入りとも言える。
しかしここに至るまでの決断とは、実はなかなか勇気がいるもの。
私もそうするまでに10ヶ月かかった。
いったいなぜ?

費用の問題

誰かに何かを教わるためには、相応の費用がかかる。
それは内容や講師の実績などで様々だが、いずれにしてもこれまで払うことのなかった金額が出ていくには変わりない。
ここで躊躇する学習者のまあ多いこと。
それも無理はない。だって、これから毎月安くても数千円、高くなると数万円単位の出費が発生するから。

時間の問題

時間は時として金よりも大事。
所持金を増やす方法はいくらでもあるが、失われつつある時間を巻き戻す方法は今のところない。
ある程度年齢が行ってからならなおさら、仕事や家庭生活でライフワークに取れる時間が少なくなるのは仕方がない。
習い事の続かない原因で多くを占めるのが、意外にも金銭よりも時間の確保が難しくなるから。仕事が、家庭が忙しいとか、体調崩すとか。
私自身も、以前教わっていた先生を辞めた理由がそれ。
先生が嫌いになってという要素は皆無だから、余計に辛かった。

費用対効果に対する疑問

毎月出費があってなおかつレッスンの時間のためにスケジューリングするという手間もかかる。
そんな中、果たしてちゃんと続けられるのか。そしてきちんと上達するのか。
こればかりはもう自分の努力しかない。
当たり前の話だが練習しないで上手くなるなんて、そんなこと神様だってできやしない。
人それぞれのペースがある。
たとえ亀のようなスピードでも、少なくとも後退はしていない。
もし費用対効果に疑問を持ち始めたら、練習の効率が悪いか求めるレベルが高過ぎるだけ。
決してあなたに才能がないわけではない。

それでも言おう

もしあなたが少しでも上手くなりたいと思うなら、お金も時間も費用対効果もどうにかなる。
お金ならその分稼げばいい。今じゃ副業解禁の時代、スキマ時間に稼げる仕事だっていくらでもある。
時間ならあえてレッスン中心に予定を組むとスムーズに行く。もちろん仕事の予定は優先すべきだが、休日や空き時間が全くないということはないだろう。それすらも出来ないのであれば、その忙しすぎる生活を根本的に見直す必要があるかもしれない。
そして費用対効果については。
続くかどうかなんて、本人にしか分からないし最終的には本人の気持ち次第。

弟子入りする前とは、このようにいくつかの決断を下す。
でも、それを覆せるくらい得るものは大きい。
独学期間よりも長くなった今、あの時勇気を出して良かったととみに思う。



はじめての曲だって、譜面があればへっちゃらだい!