毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

黒本AtoZ-007 オール・ザ・シングズ・ユーアー

オールシリーズ最終編、と言っても3曲しかなかった…。まあそれだけオールで始まる曲たちの出題頻度が多いということだ。


この曲はいまだに結構手こずる。イントロの拍数の取り方が変則的。演奏者のリズム感に大いに左右される。
ドラマーは基本的に自分がリズムを引っ張っていくが、その波長が他のプレイヤーと合っているとは限らない。
そういう部分が出やすいのが、変拍子ミックスな曲である。


俺についてこい!そんなドラマーを目指そうと嫌でも思わせてくれる1曲である。


Jerome Kern Collection (Piano-Vocal Series)


オール・シングズ・ユーアー

とりあえずこれ聴いておこう

リー・モーガン(トランペット)


youtu.be

原曲は作曲家のジェローム・カーンによってミュージカルVery Warm for Mayの挿入歌として作られた。しかしそれでは少々マニアックな方向に行きそうなのでここでは割愛する。


で、数多くのミュージシャンたちに演奏されてきた中で、このテンポがもっともよく聴くのであえてこれにした。


イケメントランペッターのリー・モーガンによる7tet。管楽器が4本もあるが、それぞれが思い思いのプレーをし、ブラス特有の賑やかさはそれほどない。

バックの演奏はきわめてオーソドックスで、この曲のお手本のような安定した内容。
セッションで聴くのに慣れた耳にはやけに安心感がある。

ちぐさ’sセレクト(ジャズドラマー的推し)

東海林由孝(ギタリスト)


youtu.be


湘南の孤高のギタリスト、東海林さんによるギタートリオ。
こういう三拍子にアレンジしまうのも潔いけど、これが意外とハマるのだ。


これは直接ライブを観て私が動画を撮影したもの。
実際の演奏では、3人のプレイヤーがそれぞれのプレイをしながらも、まとまるところはしっかりまとまっているのだ。
あ、気づいた方もいるでしょうが、ドラムはお師匠です。


なお、この時のライブレポブログはこちら
chigsajazzygiantsteps.hatenablog.com
もはやライブレポと言えるのか?(笑)

アナザーチョイスof ちぐさ(勝手に総合評価)

キース・ジャレット


youtu.be


天下のキース・ジャレット大先生のピアノトリオ。
ドラムが参加する最小限の人数がトリオ。トリオは一人1人の個性がとても出やすい。


このキースは割とダイナミックで、曲調も疾走感がありながら決してゴリゴリしていない。角が取れて今時なオシャレさもあるので聴きやすい。


こういうピアノトリオはちぐさのツボである。


この曲はイントロの例のはみ出した拍の部分がキマるかどうかが生死を分けると言っても言い過ぎではない。
ライブで行う場合、メンバー全員でみっちり合わせるリハは必須だ。
また、テンポも無理に速くせず、やりやすいくらいに落として確実にキメた方が絶対にいい。
セッション頻出とはいえ、初心者に対する難易度は低くない。
ゆっくり目から確実性を持ってチャレンジしよう。