黒本AtoZ-005 オール・オブ・ミー
ジャムセッションのド定番にもなっているこの曲。ボーカルの有無を問わずに演奏できて、またテンポも速くないので初心者にもオススメ。
そんな人気曲のオール・オブ・ミーは知っておいて損はありません。
オール・オブ・ミー
とりあえずこれ聴いておこう
ちぐさ’sセレクト(ジャズドラマー的推し)
Duke Robillard(ギタリスト※読み仮名不明のためアルファベットそのまま)
おそらく、アメリカで活動していると思われるプロミュージシャン。
最近お気に入りのギタートリオ、しかしこの編成はピアノとはまた違った難しさがある。
ピアノよりも和音が少なく、かつ音がこもりがちなジャズギターだが、ロックやファンクなどのようにカッティングが延々と鳴り続けることは意外と少ない。
しかもジャズギタリストって自由な発想力があるので、その時の気分やノリで風に吹かれるがごとく、フレーズで遊ぶ遊ぶ。
それゆえ、バッキングを支えるベースとドラムには、自由闊達にギターサウンドを鳴らせるようより安定感を強いられるのだ。
このドラマーもおそらくプロの方だと思われるが、しっかりしたリズムとクリアーな音が気に入った。
さらにジャズドラマーには珍しい、全編マッチドグリップ(※1)という点が私と同じなので何だか親近感がわく。
アナザーチョイスof ちぐさ(勝手に総合評価)
オスカー・ピーターソン(ピアニスト)
カリスマピアニスト、オスカー・ピーターソンによるピアノトリオ。
見た目だけでなくピアノの音もパワフルだが、要所要所で繊細さもある。
名曲オール・オブ・ミーは、歌伴にも楽器にも使えるためセッションでは頻出曲です。
速すぎないスウィングなのでとても演奏しやすく、初心者向きなのでぜひマスターしちゃいましょう。
※1 マッチドグリップ・・・左手のスティックの持ち方の一種。
手のひらを内側に、指全体で軽く支えながら親指と手首の動きをメインにコントロールする。
細かい動きの多いジャズドラマーには、手のひらを上に向けた角度で、親指、中指、薬指の3つで支えるレギュラー・グリップが好まれる。
一方、ロックやポップス、ファンクといった、引き締まったパワフルな音がほしい場合にはマッチドが有利だ。
ジャズドラマーと言われている人のうち、レギュラーメイン、または曲によって使い分ける人が圧倒的多数なのに対して、マッチド一本で演奏するスタイルはかなり珍しい。