毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

ちぐさ2018年、今年の漢字は「分」

毎年この時期になると、自分自身の今年の漢字を考える。
ちなみに昨年の今頃に呟いていた「今年の漢字」は「開」だった。

(これ2017年の私です(笑))

ジャズドラマーとしてジャムセッションに参加し、リーダーライブもやってきた。
大きな1歩についての道を開いた、という意味で「開」にした。
そんな私だが今年の漢字はそこから色んな分岐点があったので、「分」にした。
その理由は以下の3つ。

・ドラマーとして大きな1歩を踏み出した

2017年暮れ、当時の私はドラマーとしての進路をすごく迷っていた。
場数を踏もう、ミュージャン仲間を増やして演奏の機会をどんどん作ろう、そんな気持ちであちこちのセッションに顔を出していた。
しかし肝心の自身のドラム力が全くついていけてないのだ。
これじゃあダメだ、見様見真似の独学期間はもう終わりにしよう。
そう思ってた矢先に、たまたまFacebookで見つけた、野毛ジャンクのジャムセッション

(既に懐かしい(笑))

しかし知り合いゼロ、完全アウェイ!
おいおい大丈夫か、ちぐさ?!
そんな気持ちだったが敢えて飛び込んでみた。
結果、そのセッションは今では高確率で安定参加になった大切な演奏場。
そしてその翌月に、そこで出会った師匠に弟子入りし、週一という比較的ハイペースで指導を受けている。
その後のドラマーちぐさは、行く先々で進化してきたとの有り難きお言葉を頂くとともに、厳しくともより具体的なアドバイスを受けるようにもなった。

・取り巻く人間関係が大きく変動した

私生活での人間関係にはそれほど大きな変化は無し。
あえて言うならPTAで広報委員をした事、父と10年振りに再会し交流を持ち始めたことだ。
しかし音楽を取り巻く人間関係は大きく変動した。
2017年12月に参加した藤沢インディアンサマージャムセッションで多くのプロミュージャンの存在を知った。

(もう1年のような、まだ1年のような(笑))

演奏、講師として音楽専業で生計を立てている人たちを初めは少し怖いと感じていた。
何せ今まで身近で接してきた会社員や主婦の人たちとは全く別世界に生きている人たち。
しかしいざ話してみると自分と同じように普通で真面目で、そして音楽を愛している。
同時に、私が目指すところの好きを仕事にしている人たちがこんなに身近にいて、アマチュアの自分のことも歓迎してくれる。
それ以来、プロミュージャンに対する先入観は完全に解かれ、今ではセッションやライブで知り合うたびに積極的に話ができるようにもなった。
そんな彼らのセッションやライブに参加する度に思う。
私、ここにいていいんだ。
ようやく見つけた、自分の本当の居場所。

・引き算の考え方をするようにした

それまでは、ひたすら足し算の考え方ばかりしていた。
先程も言ったように、ドラムを上手くなるために場数を踏む。
家族のためにあれもこれもやらなきゃ。
稼ぐためにはもっと仕事を増やさないと。
実際PTA活動でも、みんなに負担をかけないために出来ることを全部引き受けた結果、事故があった。
また一時的にライター以外にも派遣社員の仕事を短期間した。週に3日程度で決して無理があるスケジュールではなかったものの、その期間はとにかく疲れていた。
さらに、稼ぐことを意識し過ぎてライター仕事でも大きな失敗を経験した。

(何やってんだよオイ!)

でもね、その抱え込む考え方はもはや害悪でしかない。
人間が1日でできることなんて非常に限られてる、まして私は脳内スペックが決していいとは言えないからなおさらだ。
だから、考えた。
できる人にお願いしよう。その時できるペースでやろう。
実際、自分の不得意分野が得意な人に分担したら驚くほどスムーズに事が運ぶし、納期を1日遅らせて下さいと言っただけで修正がなくなった。
その代わり、私が出来ることはやる、与えられた仕事は少し時間がかかってもこなす。
齢43にして、初めて分を知ったところか。

こんな感じで今年がもうすぐ終わる。
ところで、皆さんの今年の漢字は、何かな?

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あなたの2019年がHappyになりますようにカンパーイ