毎日がジャイアントステップス

ジャズドラマーの卵として、初心者目線ならではの記事がメインです。ジャズドラムの基本、ジャムセッション、ライブやお店レポ、Jazzyに感じた日常のことなど書いてます。

大スターの歌姫が引き際に教えてくれたこと

2018年9月15日、平成の歌姫安室奈美恵が引退した。
これを書いてる今現在も、世間のアムロス症候群が凄まじい。


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私自身は安室ちゃんは好きでも嫌いでもないし、音楽的にどうこう評価できる立場ではない。
ただ一つ、彼女との共通点がある。
それは、誰かの母親であること。



彼女も私も、妊娠と出産を経験した。
子育てについてはあちらの方が大分先輩ではあるが、子育ての大変さも共有できる。
https://biz-journal.jp/i/2017/07/post_19731_entry.html
この記事の中盤にある事実が果たしてどこまで本当なのかわからない。
多少の誇張もあるかもしれない。
けど彼女が1人の人間を育て、仕事と家族を両立させてきたのは事実だ。
音楽とダンスに対するストイックさもあるだろうが、それと同じくらい子育てにも真剣であったはずだ。


そこで思った。
無理をしなくていいんだ。
子供がいたら、一緒にいていいんだ。


ジャズミュージシャンとして活動すると、どうしても夜間が中心になってしまう。
平日の昼間にライブやセッションをやっても、参加者は少ないだろうし土日祝日という限られた時間ではライブバーの枠もすぐ埋まってしまう。


そんな時、子供がいる女性には不利だ。
今度の夜、観たいライブがある、行きたいセッションがある。
でも行けない。
子供たちを残して夜外出なんて、いくらなんでも危険すぎる。
かと言って、ライブの度に毎回夫のお伺いを立てるのも心苦しい。
夫は私のやることに特に口出しはしないけど、あまりに頻繁だとさすがにこちらに心理的ブロックがかかる。


一方、そんな中でどんどん出てくるライブレポやセッションの実況投稿。
あの人、今日はあのライブで楽しんでるんだ。
あの人、今あそこのセッションで演奏してるんだ。
なのに私は…なにやってるんだろ。
悔しくて悲しくて不甲斐なくて仕方なかった。
自分で産んだ子供たちなのに…。
私はなんて鬼なんだろう。



でもそんな時に、安室ちゃんの記事を見てはっとさせられた。
何事にもストイックな彼女ならではの、あっぱれすぎる潔さだ。
子供の話をほとんどしなかった彼女が大切にしてた、たった1人の息子。
平成を常に走り続けてきた歌姫が、たった1つ絶対に譲れないものだったろう。
彼女に比べたら私の音楽ライフなんて吹けば飛ぶような程度だ。
でも、音楽とともに生きている誰かの母親という点では同じだ。


だからもう、無理はしない。
たとえ亀のようなペースでも、たとえ中途半端以下な存在でも私は私なりのストイックさを貫きたい。
もちろん、可能な限りライブやセッションには行くしレッスンも続ける。
そしてこのブログでも、横浜の活きたジャズを草の根主義で発信していく。
それだけは死ぬまで続けたい。
けどね、別に誰もあんたになんか注目してないんだからさ
もっと気楽に行きなさいよ。
ばっかじゃないの(爆笑)
て神様に言われた気がした。


これまでの自分がいつも思っていたこと。
いつ死ぬか分からない、だからやりたいことを徹底的にやってやろう。
まあその気持ちは今もある。
でも、こんなふうにも少し思えてきた。
いつ死ぬか分からないけど、そこまで無理をする必要はある?



焦ることはない、きっと人生は長い。


たくさんのことを教えてくれた歌姫に乾杯!


安室奈美恵 『Don't wanna cry』