毎日がジャイアントステップス

ジャズドラマーの卵として、初心者目線ならではの記事がメインです。ジャズドラムの基本、ジャムセッション、ライブやお店レポ、Jazzyに感じた日常のことなど書いてます。

ジャズドラマー目線で考える根性論

根性論、精神論と聞くと「うえっ!」と思う人のほうが今は多いのではなかろうか。
私のように音楽に身を置いている人間だと、根性論にたいする拒否反応は特に強い人が多い。
まあ実際、私も根性論にはやや反対派だ。
だって、間違った方向の努力なんて、大半が時間の無駄使いで終わる。
そんなことに削られるほど余裕があるわけでもないし。


でも、では根性論なんて完全に要りません、と言ったらそれは違う。
私はジャズドラムを始めてようやく1年と半年。
2017年の4月から12月まではバリバリ独学だったので純粋に楽しんでいた。
しかし年が明け、2月から独学をやめてからは、実にまあ試練の連続なのだ。


ボサノヴァが苦手、サンバキックがロックみたいでカッコ悪い。
シンバルレガートが不快、3連のノリに欠けている。
ダブルストロークがぞんざい、ハイハットの音質がわれている。
まさにネガティブポイントのオンパレードだ。
今だってそう、発展途上もいいところ。


ドラマーはアーティストではなく職人だ、と現時点で私は強く信じている。
もちろん、並み居るプロミュージシャンには独特の世界観を持つ人も少なくない。
それぞれのドラマーの個性や特徴を的確に表現できる自信もある。
だが彼らはあくまで、リズムを作りリードするのが仕事、自分のテイストを前面に出すのは二の次だ。
そのためにも、苦手はできるだけ少ないほうがいい。


苦手の克服はできるだけしないほうがいい。
この考えはアンチ根性論な方向性だろう。
もちろん、私も支持する。
子供のうちは苦手なことも含めていろいろ体験させるもの。
でも大人の頭はもうそれをするにはカチカチすぎるのだ。


しかし自在性と即戦力と読み取り能力の必要なジャズドラムは、そんな考えでは務まらない。


ボサノヴァできません、早いバップ叩けません、レガート自信ないです。


…じゃああんたいったい何ができるの?
それであなたはいったい何がしたいんですか?


ジャズドラムに必要なのは自在性と即戦力と雰囲気読み取り力だ。
そのためにも、苦手はできるだけ克服するものである。
特技を見つけるのはそれからだ。
そして苦手なパターンでも得意までいかずとも、苦手でなくなったくらいにまで高める努力が必要になる。
できるまでアホみたいに時間を費やす。
さらにそれが終わったら実践に応用させ、時には大恥をかく。
でも恥かいてへこんでいいのはせいぜい3分くらいまで。
恥かいて笑われても注意されても怒られても、それをばねにするくらいのメンタルが必要なのだ。
そういう意味で、やればできる、がんばればできる、才能とか甘ったれてんじゃねーという精神論は否定できないのだ。


大変だ、でも楽しい。
できなかったことができるようになるのは、すごくうれしい。
過去のどんな楽しかった、嬉しかったときよりも、今のほうが楽しい。