毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

黒本AtoZ-010 エイプリル・イン・パリ

4月のパリだなんて、タイトル聞いただけでオラ、ワクワクすっぞな感じですね。
晴れた空、オープンカフェでゆったりとカフェオレを嗜みながら大好きな音楽を聴いて読書にひたる。
こんな休日を過ごしてみたいですね。



パリでなくて、地元横浜のカフェですみません。


てなわけで、パリの4月ってどんな曲?

エイプリル・イン・パリ

とりあえずこれ聴いておこう

カウント・ベイシー(ピアニスト)


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ビッグ・バンドオーケストラの神様、カウント・ベイシー楽団による演奏。
トリオやカルテットを好むちぐさとしては、音数が多いのは正直少ししんどい。
まあビッグ・バンドのドラムも3拍フレーズゴリゴリなソロが結構あったりで、聴きごたえはある。
このアレンジはミドルなスウィング仕立てで、特有の管楽器バーン!てのが少ないのでゆったり聴ける。
実際に多管での演奏が多いので、この曲には向いているのだろう。

ちぐさs セレクト(ジャズドラマー的推し)

ウィントン・マルサリス


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トランペッター、ウィントン・マルサリスクインテット
お兄さんのブランフォードはサックス走者、彼のお気に入りドラマーがジェフ・テイン・ワッツ!
てことで、ジェフワッツ推しの私が推さないわけがない!
肝心の楽曲については、速めのバップテイスト、初心者がこのように演奏するのはやや早い。
気候のいい春のセーヌ沿いでマラソンというところだ。まあ、私は完全に短距離タイプだが。
それにしても、彼のシンバルレガートの音は神的にリスペクトに値する。すみません、熱くなってます(笑)。

アナザーチョイスofちぐさ(勝手に総合評価)

セロニアス・モンク


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奇才セロニアス・モンクによるピアノカルテット。
ミドルよりややゆっくりなブルース調なワルツ、こちらは曇り気味で気だるい感じの春霞なノリ(てか、パリに春霞なんてあるのか?)。
モンクのピアノは他の追随を許さぬ、強烈な個性爆発な世界。彼にしか出せない音、リズム、味がある。
好き嫌いがかなりはっきりするが、ピアニストとしては私は推しなので勝手に総合評価してセレクトした。


エイプリル・イン・パリはそれほど難しくない。
シンバルレガートの基本を押さえ、若干後乗りな4ビートで叩けばテイストがかなり近くなる。
アレンジの幅も広くて演奏しやすいが、やはりビッグ・バンドでムーディーな色がしっくりくるようだ。