毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

父の日が近づいて母を思うあまのじゃく

世間は父の日のムードだが、なぜか今になって母が恋しい。


今年は母の日にライブを行い、しかもあろうことか、闘病中の父を労う気持ちでSong for my fatherまで演奏してしまった。


なのに今やまるっきり反対で。ここ数ヶ月は父に付きっぱなしだったから?今日は珍しく母に電話して話し込んでしまった。


母は全然いいお母さんではなかった。離婚歴2回、それも自分から、原因は相手のことが嫌になったから。
幼少期は完全母子家庭で、毎日忙しい彼女はいつもピリピリしていた。
休日も仕事が多く、私は叔母や保育園の同級生のお家、はたまた仕事場にも連れていかれたことがある。
再婚してからはサラリーマン家庭の専業主婦になったものの、出来の悪い一人娘(私のこと)には当たりは厳しかった。
さらに10歳の時に妹が生まれ、36歳の体に鞭打って子育てし、私はいつもそれをサポートしていた。


以後も何かあると愚痴は私が聞き役、でも期待をかけたのは早くからデザインの才能を開かせていた妹のほう。相性でいえば断然私の方が悪かった。


それがここに来て、40過ぎてジャズドラマーなんぞを目指す娘のことを陰ながら見守り、また2児の祖母として、時には優しいおばあちゃんの顔にもなるのだ。


そんな母に、久しぶりに悩みや不安をぶちまけた。
加齢に対する心と体の不安、人間関係、はてはドラムのことまで(そこはさすがに、あんたが頑張るしかないじゃないわらい)て)
母からの答えは「そうねぇ…。嫌な言い方だけど、更年期の影響がで初めてるのかな?」「ま、検診行ってみて、病気は見つかってから考えればいいじゃない」
全く、なんなんだよこの一般論。
でも嬉しかった。
この歳になって、ようやく私にも耳を傾けてくれるようになった。


そう言えば、ジャズの曲で母のことを思ってるの、あるかなぁ?と思っていた。
女性の名前のタイトルはあれども、motherというワードがつくもの、あったかな。
探してみたら…あった!


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ぷはー!母の憂鬱って、なんちゅうタイトルじゃい!でも侮るなかれ!この曲、何気にベースはロン・カーターだし、ドラムはビリー・ヒギンズという、隠れた名店的なメンバーなんだからね。