毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

ドラマー的思考で気づいた。安定のためにはバランスが不可欠

ドラムを演奏する人なら誰もが共感すると信じているのだが、バランス感覚って何事にも大切だ。


同じドラムでも、音楽によってリズム感や音量を使い分ける。
ロック系とファンク系とジャズ、これを全部同じノリと音で叩こうものなら大変なことになる。
バスドラのほとんどない骨ぼそロックとか、やけにかっちりした16分ノリなジャズとか、縦ノリ全開なファンクとか、バランス悪すぎてもはやギャグだ。
つまりそれぞれのサウンドの色に合わせた叩き方をしないと、リズムが不安定でおかしくなるばかりでなく、音楽全体が台無しになる。


それは人間の心と体にも言えることだ。
自分の中のポジティブとネガティブ、真面目さと不真面目さ、感情的と論理的など、相反する性質は実は誰もがそれぞれ1つずつ持っている。
それはまさに、自律神経で言うところの交感神経と副交感神経、性ホルモンで言うところの男性ホルモンと女性ホルモンみたいに、お互いバランスを取りながら補い合っている。


そのどちらが欠けても過剰でも、心身ともに不安定になる。
ネガティブ過ぎるのはまあもちろんの話だが、ポジティブ過ぎても何だか気味が悪い。
生真面目は疲れるが、かと言って不真面目全開になると行き着く先はダメ人間一直線だ。
感情的だとトラブルも起こりがちだが論理的過ぎてもつまらない。
こんな感じで心の中にそれぞれの性質があるから、上手く生きていける。


と言っても人間だから、どちらかが優位に傾くという現象は必ずある。それをいかに認めて立て直すかが肝心だ。
もしマイナスな気持ちになっても、それを否定しない。
今自分はこんなことで苦しい、ただその事実だけを見つめる。
その上で、安定して落ち着いたら反省したり対策を立てればいい。
マイナスな状態ではもちろん、実はプラス感情が強い時もちょっと危険だ。
見通しが甘くなりやすいからね。


むー……何だかとりとめもない話になったけど、要は安定=快適な状態にするためにはバランスが必要てことでした。



画像は一見関係なさそうな猫ちゃんの歩き姿。猫のバランス感覚って素晴らしいよね🐱