毎日がジャイアントステップス

弟子入り修行中のジャズドラマー。初心者ならではの目線で書いてます。ジャズドラムの基本、レッスンのこと、練習、セッション、ライブレポ。お店の紹介などなど。

新子安に鹿児島の風がやって来た!

2019年6月7日、新子安しぇりるにてお師匠のピアノトリオライブが行われました。、



この日は前日から続いた、低気圧による体調不良で行けるかどうかも危うい中、遅刻しながらもなんとか到着。
いつもの定位置に行くには、演奏中だと邪魔になるのでひとまず下座に位置してパチリ。逆に新鮮でした。



お師匠。いつもと変わらず切れ味シャープかつダイナミックなプレイスタイルでした。
こちらのしぇりるはスペースはそれほど大きくありません。
そのためドラムセットは常備ではなく、プレイヤーが自身のものを持ち込むスタイルになります。
また店舗は2階にあるため、パーツ事に階段を往復します。ものによってはとても重いものもあり、かつこの後組み立てるので結構重労働になります。
もちろん、終了後もお片付けは必須。ハイハットやシンバルは意外にも重くて、ものによってはまとめると20キロ近くにもなります。
私が以前、こちらで演奏した時はお師匠にドラムセットをレンタルしましたが、その時に思い知りましたね。



これを全部、たった1人で行ってきたお師匠は本当にすごいなぁと。
ドラマーなら当たり前のことでも、他の楽器からしたらそんな御苦労は知らなかったのではないでしょうか。
でもそういうちょっとした大変さがあってもここで演奏したいのは、やはりそれに勝る良さがあるのでしょう。この店が好きだからという理由で来てくれるお客様もたくさんいらっしゃるから。



ピアニストの田島良一さん。鹿児島在住で、ご自身の地元をはじめ、九州地区時には全国で大活躍なさっている大ベテランです。
今回始めて伺いましたが、音色がとにかくクリアーでスッキリ。空間的に広がるようなダイナミズムあるスタイルです。
彼を慕うお弟子さんは数多いというのも理解できます。普段は鹿児島や南九州を中心に活動なさっているので、それが横浜で聴けたのは大変貴重なひとときでした。



ベーシストの山田晃路(てるみつ)さん。普段は関東を中心に活動中です。彼のベースも今回初めましてでしたが、流麗という言葉がぴったり。リズムが安定していて安心して身を任せられるような、ずっと聴いていられるようなテイストでした。
どんな音楽にも言えますが、ドラマーにとってベーシストは最も近くて頼れるパートナーです。演奏する時、この人ならと思えるかどうかはユニット全体のハーモニーの要にもなります。機会があれば、私もご一緒しご指導いただきたいですね。



(画像※安藤さん提供)


ライブ後に頂いたお酒、なんとアルコール度数46度!
でも飲み口はとても円やかで、どんどんいけちゃいそうなやつ。
そう、呑んだらアカンやつ!
私ももちろん頂きましたが、少し調子に乗って気づいたら3杯ほど行ってしまい…。翌日はは久しぶりに軽い二日酔いの残る中、いつも通りレッスンに行ったとさ!

一所懸命が褒め言葉にならない事例とは?

一所懸命(一生懸命とも言うが、私の場合は所の方を使う)という言葉がある。
何かに向かって一所懸命頑張る、これは概ねいい意味で使われる。
相手に対して、その姿勢に好感を持っているからだ。


しかし、そんな「一所懸命」が時に相手をモヤモヤさせることがあるので注意が必要だ。
そのポイントとは「相手との間柄」が全てを握る。


では、一所懸命が褒め言葉になる場合、ならない場合とはいったいどんな時だ?
あなたが褒めたい人のことを浮かべて、イメージしてほしい。

褒め言葉になる場合

相手が後輩や生徒など目下の場合


「いつも一所懸命頑張ってるね」
そんな風に上司や師匠から言われるのほ大変嬉しいし光栄だ。
なぜなら彼らは今の自分が味わってきたものと同じような努力や苦労をしてきたから。
それゆえにとても理解があり、後輩や生徒がかつての姿と重なり、見守りたくなる。
そんな立場の人から言われたら、素直に喜んでOK!

1年以上相手とある程度の付き合いがある間柄


一方、同じ目線でお付き合いしている友達には言っちゃダメなの?と思った方もいらっしゃるだろう。
もちろん、言っても大丈夫ですよ。
ただしその場合、相手との間柄や距離感によっては逆効果にもなるから注意が必要。真面目な話も冗談も、どんな話も通じ会えてお互い心を許していることが大前提だ。
この人は自分のことをしっかり見て言ってくれてる、そんな仲間からなら快く受け取ってよし。

家族や親友


既婚も未婚も関係なく、家族というのはあらゆる意味で特別な存在だ。
なぜなら人生の中で最も長い付き合い、つまり良くも悪くも自分のことを十分に理解しまくっているなら。
先に挙げた先輩や友達とは違った、最も深部でのあなたを知っている。
何もかも知られている人からの、最高のプレゼントになる。


さてさて、気になる褒め言葉にならない場合とは…?

褒め言葉にならない場合

相手が先輩や先生など目上の場合


「先輩(先生)、いつも一所懸命ですね!」
なんて褒め言葉で使っていたら、明日からでも封印した方がいい。
それはなぜか?自分より経験が豊富だからだ。
彼ら目上の人(ここでは年下の先輩も含む)にとっては、一所懸命やるのは当たり前。既にそういうことはもう経験済だし、どんどん次のステップに向かっている。
そこにきて、自分よりも経験が浅い人間から一所懸命なんて言われても、あなた私の何を知ってるの?となる。
そう。人間の性格に対して使う一所懸命という言葉は、大げさに言えばやや下に見ているニュアンスがある。


もしそういう姿勢をリスペクトしたいなら「先輩のいつも真剣なところが好き」「先生のストイックなところを尊敬してます」と置き換えた方がいいだろう。

初対面や付き合いが浅い間柄


初対面や知り合って日が浅いのに、いきなり一所懸命ですね、なんてのも今すぐ辞めた方がいい。
それを発した時点で、その人との繋がりはそこで終わってしまうハイリスクがある。
え?なんで?て思った人も少なくない。
しかし言われた側からしたら「自分のことをよく知らないのに勝手にイメージ付けられた」と受け取る人は意外と多いのだ。
特に相手が女性の場合、男性から放たれようものならジロジロ見られて気持ち悪いとさえ思われかねない。


これも言い方を置き換えるなら先の先輩での事例のようにした方がより無難。
初対面や付き合いが浅い相手は、ある程度目上だと思っていてもいい。

SNSのみの知り合い


SNS全盛とも言える今なら、誰もが何かしらのSNSツールを使ってコミュニケーションしている。
そのいい所とは、遠方に住んでいたりしてなかなか会えない人と繋がれる。
しかしネット上だけの繋がりはリアルで会ったことがある場合より遥かに落ちる。
文字を打って会話するネットはいくらでも作り込めるからだ。だって現にいるでしょ?SNSではガンガン面白いこと言ってるけどいざお会いしたら静かで真面目な人。
そんな状態で一所懸命なんて言われたら、ブロックやミュートへの第1歩と思ってもいい。


と言っても、ネット上の付き合いでもとても気が合う友達はいるだろう。
リアルと同じように、1年以上付き合いがあって、相手のことを安心しているならこの限りでもない。
しかしある意味、ネット上のみだからこそ、無駄な褒め言葉は控えめにすべきかもしれない。
だって、多くの若い人たちFacebook離れの最大原因が、自慢と称賛の無限ループだからというくらいだから。


そんなわけでまとめると、一所懸命を相手に言っていいかどうかは、縦の繋がりとお付き合い年数に注意しよう。



褒め言葉って難しい

黒本AtoZ-011 オウ・プリバーブ

多様な楽器のプレイヤーが集まるジャズのセッションでは、締めにブルース曲をやることが多い。
テンポが軽快で進行も割と単調なので、参加者全員が各自曲中に出番を回していく。
自分の演奏を披露するにはうってつけな時間なので楽器担当からは喜ばれ、ヴォーカルも軽やかなスキャットに挑戦できたりと、なかなか楽しい時間だ。
そんなブルース曲の一種、オウ・プリバーブを徹底解析!

オウ・プリバーブ

とりあえずこれ聴いておこう

チャーリー・パーカー(サックス)


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毎度おなじみのチャーリー・パーカー大先生によるオリジナル。
後ほど登場するシェリルというナンバーにも少し似ているが、自由気ままに伸びやかなブルースフレーズが印象的。
こういうのを作らせたら彼の右に出るものはいない。
ところでこのprivaveという単語、見るからにフランス語だが実は存在しない言葉だ。
なぜこのように不思議なタイトルを思いついたのか、それは本人にしか分からない。



何だかちょっと不気味な人物の銅版画、この作品のタイトルは「言葉を発する」という。ちなみに作者は私の父だ。

ちぐさs セレクト(ジャズドラマー的推し)

キャノンボール・アダレイ(サックス)&ウェス・モンゴメリー(ギター)


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推しのサックスマン、キャノンボール・アダレイということで文句なしにこれを選んだ。
ドラムはLouis Hayes(ルイス・ヘイズ)、日本人にとってRoy Haynes(ロイ・ヘインズ)と非常に間違いやすい。
ジャズのペーパーテストでこんな問題ありそうだ。


問1. 次のうち、キャノンボール・アダレイのサポートドラマーをしていたはどちらか?正しい方に丸をつけろ。


A. Louis Hayes
B. Roy Haynes


正解はAのルイス・ヘイズ。ちなみにBのロイ・ヘインズキャノンボールの作品中への参加はなし。


問2.次のうち、年上なのはどちらか?


A. Louis Hayes
B. Roy Haynes


正解はBのロイ・ヘインズ。生年月日は以下の通り。
A. ルイス・ヘイズ
1937年5月31日-(82歳)
B.ロイ・ヘインズ
1925年3月13日(94歳)
それにしても、どちらもご健在とは驚きだ。

アナザーチョイスofちぐさ(勝手に総合評価)

マーカス・ミラー(エレキベース)


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クールなイケメンエレキベーシストとして名高いマーカス・ミラーの演奏。
スラップ奏法と言えば彼と言うほど、そのスタイルは定着している。
元々はコントラバスも弾けるようだが、なんかいつでもベースを下げてスラップしているのが身につき過ぎて想像できない。
この演奏でもやはり、ジャズブルースにファンクフュージョンなテイストが加わっている。


ミドルのブルースはもっとも敷居が低く、かつコード進行のマジックによってカッコよく聴こえる、大変お得な曲だ。
時に何度も同じスタンダードに飽きてきた頃、こういうブルースに挑戦するのは気分転換としてもいい。

黒本AtoZ-010 エイプリル・イン・パリ

4月のパリだなんて、タイトル聞いただけでオラ、ワクワクすっぞな感じですね。
晴れた空、オープンカフェでゆったりとカフェオレを嗜みながら大好きな音楽を聴いて読書にひたる。
こんな休日を過ごしてみたいですね。



パリでなくて、地元横浜のカフェですみません。


てなわけで、パリの4月ってどんな曲?

エイプリル・イン・パリ

とりあえずこれ聴いておこう

カウント・ベイシー(ピアニスト)


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ビッグ・バンドオーケストラの神様、カウント・ベイシー楽団による演奏。
トリオやカルテットを好むちぐさとしては、音数が多いのは正直少ししんどい。
まあビッグ・バンドのドラムも3拍フレーズゴリゴリなソロが結構あったりで、聴きごたえはある。
このアレンジはミドルなスウィング仕立てで、特有の管楽器バーン!てのが少ないのでゆったり聴ける。
実際に多管での演奏が多いので、この曲には向いているのだろう。

ちぐさs セレクト(ジャズドラマー的推し)

ウィントン・マルサリス


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トランペッター、ウィントン・マルサリスクインテット
お兄さんのブランフォードはサックス走者、彼のお気に入りドラマーがジェフ・テイン・ワッツ!
てことで、ジェフワッツ推しの私が推さないわけがない!
肝心の楽曲については、速めのバップテイスト、初心者がこのように演奏するのはやや早い。
気候のいい春のセーヌ沿いでマラソンというところだ。まあ、私は完全に短距離タイプだが。
それにしても、彼のシンバルレガートの音は神的にリスペクトに値する。すみません、熱くなってます(笑)。

アナザーチョイスofちぐさ(勝手に総合評価)

セロニアス・モンク


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奇才セロニアス・モンクによるピアノカルテット。
ミドルよりややゆっくりなブルース調なワルツ、こちらは曇り気味で気だるい感じの春霞なノリ(てか、パリに春霞なんてあるのか?)。
モンクのピアノは他の追随を許さぬ、強烈な個性爆発な世界。彼にしか出せない音、リズム、味がある。
好き嫌いがかなりはっきりするが、ピアニストとしては私は推しなので勝手に総合評価してセレクトした。


エイプリル・イン・パリはそれほど難しくない。
シンバルレガートの基本を押さえ、若干後乗りな4ビートで叩けばテイストがかなり近くなる。
アレンジの幅も広くて演奏しやすいが、やはりビッグ・バンドでムーディーな色がしっくりくるようだ。

黒本AtoZ-009 アンスロポロジー

私が持っている黒本には280もの曲が収録されている。
その中には初心者でも簡単に出来るものから、プロミュージシャンでも手こずるものまで様々だ。


今回紹介するアンスロポロジーは、難易度5段階にしたら4か5にはなりそうな難曲だ。


Anthropology


オリジナルはサックスの神様、チャーリー・パーカーによるもの。
現役サックス奏者はもちろんのこと、コルトレーンスタン・ゲッツなど、黄金期に活躍したサックスミュージシャンにも大いに影響を与えた。
帝王マイルスもまた、楽器は違えども彼に対するリスペクトが厚い。
パーカーが奏でるバップサウンドの世界を、ちょっとだけ覗いてみよう。

とりあえずこれ聴いておこう

チャーリー・パーカー(テナーサックス)

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冒頭でも紹介した、チャーリー・パーカーのオリジナルの音源。
テンポ約230くらいか、とにかく速い!
パーカーのフレーズは難易度が高く、プロのサックスプレイヤーでも少々苦戦するらしい。
しかしそれ故に、ひとたびマスターするともう離せないよう。
喩えていえば、高嶺の花を落とした如くなのか(違うと思う(笑))。

ちぐさ’sセレクト(ジャズドラマー的推し)

クリス・ポッター(サックス)


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サックスカルテット萌えするちぐさの心をガッツリ掴んだ、クリス・ポッターのアレンジ。
彼がイケメンであるのもさることながら(結局そこかい!)、彼のサックスの音が好き。
サックスという楽器は、人間の声にもっとも近いと言われているが、同じテナーサックスを使っても、人それぞれの個性が出やすい。で、不思議なもので、イケメン度が高い男性プレイヤーは音もまたイケメンである。
彼の音色もまたイケメンだが、このドラムのテンポ感もイケメン度が高い。

アナザーチョイスofちぐさ(勝手に総合評価)

ロイ・ハーグローブ(トランペット)

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故ロイ・ハーグローブによるナンバー。
この頃の彼にはまだ初々しさがあり、純粋なジャズトランペッターな面持ちを感じさせる。
若くて実力派、人によっては第2のマイルスのようにもてはやされていた男、そしてジャズ界きってのド派手なヤンチャ坊主でもあった。
トランペットに対してはストイックだったのだろうけど、人間性は破天荒ながらもとても繊細だったのだろう。
晩年はヤクと女遊びに塗れ、49歳の若さで腎不全にてこの世を去った。ある意味、最も今風でありながら、最もジャズマンらしかったのかもしれない。
トランペットのサウンドは明るくよく通るが、どんな曲にも合わせる自在性もある。


アンスロポロジー、この曲ははっきり言って難曲だ。
テンポ230は初心者のうちはとてもハードルが高く、しかも、ゆっくりにしてしまうとこの曲の良さが薄れてしまう。
だが好きならあえて挑戦してしまうのも手だ。私にも、スペインで撃沈して恥をかいた経験がある。
初心者でもオッケーなセッションで、少し不本意でもやりやすいテンポでお願いしてみよう。
いつか上手くなってからと考える気持ちも分かるけど、今日交通事故に遭って腕が失くなる可能性だってゼロではない。
ときには度胸試しも、悪くない。

黒本AtoZ-008 アローン・トゥゲザー

なんとも物寂しい雰囲気なタイトルですが、実はとっても芯の強い内容のラブソング。
ざっくり言うと、独り者になった同士が寂しさも手伝ってか、次第に心惹かれていく。しまいには「孤独同士の私たちって強いよねー」というように、愛の力強さを歌にしている。
コード進行の哀愁とは裏腹に、かなり前向きな内容なのである。


ALONE TOGETHER [Analog]
(孤高の天才が2人。しかしラブソングの歌詞とは関係ない。なおビル・エヴァンス若干多すぎなため今回は紹介してないので悪しからず)


ジャズには結構こうしたラブソングが多い。歌詞の内容も様々、燃え上がる愛の歌から失恋、不倫、ワンナイトラブまで、一通りの恋愛ドラマは網羅している。
どうしてこうも、ラブソングって甘ったるいんだろ。
実際、恋愛なんてドロドロしてるものだしめんどくさいし。だからラブソングは苦手だ。正直、歌ありでライブをする時以外、歌詞を見ない。


まあ文句を言っても仕方がないので、例によって3パターンどうぞ。

アローン・トゥゲザー

とりあえずこれ聴いておこう

ペギー・リー(ヴォーカル)


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ジャズのラブソングということで、あえて歌モノを。
お互い1人ぼっちになってしまった男女が、強く惹かれ合い、強い愛の絆を感じている心情を歌い上げている。


ペギーの歌声は中音域で少しハスキーという、ジャズヴォーカルには最適な条件が整っている。
とは言うものの、特別個性的な声質でもなく、ジャズリスナー初心者にも十分聴きやすい。

ちぐさ’sセレクト(ジャズドラマー的推し)

中牟禮貞則(ギター)


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日本が誇るレジェンドジャズミュージシャンの1人、ギタリスト中牟禮貞則さん。
彼のギタートリオが好きで、新子安しぇりるで行われるライブには毎回楽しみに観覧している。


中牟禮さんは渡辺貞夫さんといった日本ジャズの重鎮とも親交が深い大御所、にもかかわらず人間性はとてもさっぱりしてて物腰が低い。私のような一ファン、一アマチュアにも大変気さくに接して下さり、老若男女問わず誰からも好かれている。
自由闊達なプレーながら日本人離れしたリズム感を持つ。


そんな彼はなんと御歳86歳!
しかしいつもオシャレで凛としていて、もちろん年齢的なものなど一切感じさせない。

アナザーチョイスofちぐさ(勝手に総合評価)

ソニー・ロリンズ(テナーサックス)


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またまたレジェンドジャズマン、サックス奏者のソニー・ロリンズ
1930年生まれの彼は現在89歳!もちろん今なおご健在だ。


ソニーの曲は明るく、アップテンポでその上少しラテン混じりなリズムが特徴的で、好きな人はとことん好き。
サックスのプレイヤーはもちろんのこと、ベーシストやドラマーなどリズム系奏者からの人気も高い。
この曲も、他のアレンジとは一線を画すミドル~アップのバップ仕上げになっている。


アローン・トゥゲザーはマイナー調なのでついゆっくりやりたくなるが、ミドルよりややゆっくりめのスウィングの方がやりやすい。
その際、ブラシを使って音を抑え目にすると、ちょっと寂しさ感を邪魔しない程よいバランスになる。
ジャズドラマーを志すなら、バラード以外にもブラシ奏法をどんどん活用したいものだ。

ロックペーパーシザーズ!ジャズミュージシャンがジャンケンをしたら…

小学生が階段でやるグリコジャンケン。
グリコ、チヨコレート(ヨが大文字なのがミソ)、パイナツプル(ツが大文字なのがミソ)。
1975年生まれ、アラフォーど真ん中世代ならいざ知らず、未だにこの文化は受け継がれていることをヒシヒシと感じる今日この頃。
平成生まれの現役小学生たちにも脈々と引き継がれ、その流れは令和にも伝えられることも間違いないだろう。



(https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/youngy/entry-11992050522.htmlより画像拝借)


…て、くだらない前置きはさておき。
そんな子供たちの姿を見てふと思い浮かんだインスピレーション。


もしギタリストがやったら、こうなるにちがいないと確信したのがこちら。



ジャズギターが、まさかの小学生文化との融合である。


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しかし、これだけではなんだか物足りない!どうせやるなら、ほかの楽器も何かあるはずだ。
そう思って、無い知恵を一生懸命振り絞ったのがこのベースネタ。



パーに合わせてパーシー・ヒースて…。
彼の名前を知っているなんて、おそらくジャズミュージシャン、リスナー以外ほとんどいないはずだ。
これを機会にせっかくなので、パーシー・ヒースの演奏を聴いてもらおう。


youtu.be


しかしまあ、小学生文化によって日本国民の1人でも多くに知られたなんて、彼もまさか知る由もないだろう。


で。ギター、ベースときたので、やっぱり本業のドラムは外せない!
てことで



もうギャル用語まで登場するという始末。
日本国内で、こんなカオスなジャズネタでブログを書いてる人間も、そうそういないだろう。もはやおバカの真髄かもしれないな。
しかーし!グレッグ・ハッチンソンは何を隠そう、ちぐさの推しドラマーベスト5に入るジャズドラマーなのである。
繊細なレガートワークでありながら、ドラムのスポットライトとも言えるバースになると、ここぞとばかりに大胆になる。
そのギャップ萌えが、私にはたまらない。どうせなら、これを機に紹介しちゃおう。


youtu.be


そんなわけで、まとめると。


小学生が階段でやるグリコジャンケンを、ギタートリオがやったらこうなる!


グリス
ちょっぱや
パット・メセニー


…、うん。メセニー先生のインパクトにてまとめた点は否定いたしません。


Live 1976 FM Broadcast